CONCEPT

はじめに…..

2005年が明けてまもなく、特定外来生物の問題に異変が起こっていた。ブラックバスを中心に選定されたリストアップだったが、何故か急変してブラックバスの名前は消えて“ライギョ”(カムルチー、タイワンドジョウ)がエントリーされた。

あまりにも急で、根拠が感じられない展開にオレらは混乱した。これに納得のいかなく、少数派のライギョを愛する人達はパニック気味になっただろう。

ライギョ釣りにまつわる人なら承知であろうが、“ライギョは減っている”。ライギョ釣り師は、魚に対する愛情がとても深く思える。このため、魚の扱い方が丁寧でマナーを心得ている人が多い。

ポイント公開の拒否は、こんな釣り人にとっては暗黙の了解と言えるかもしれない。

釣り場で良く見る、野池の水抜きは珍しくない。これに対して、「“ライギョ好きで熱い釣り師”が、ゴムボートに魚を乗せて救出する」という実話も聞いたことがある。とにかく、ライギョは、熱くて濃い人達を夢中にさせる力がある。

ライギョ釣りの世界を「単独行動」「熱い」「非情報公開型」の3つのキーワードから考えると、おそらく、いきなりの選定にパニックになるライギョマンがたくさんいるのでは。

「ライギョが気になるが、どこで誰と?何をすればいいか分からない!」

みんな、こんな不安を抱えているのでは?そんな人達を、「少しでもナビゲートしてあげたい」という気持ちで、 この組織を立ち上げさせていただきました。

この運営に当たって、4人のライギョマンに力を借りることにいたしました。関西より、“誰もが認識済み、ライギョ釣りの第一人者とも言える新家氏”。中部より、“幼少からライギョに慣れ親しんできた高井氏”。関東より、“一般の釣り人にとって身近なショップ店長、新鮮な現場意見を提供してくれる安井氏”。

そして自分は、唯一この4人の共通人物として、この組織の立ち上げの中心となった。これは各個人の生活を脅かさない程度に、この組織を存在させていくつもりであります。そして、みなさんからの意見や情報を、世界規模のインターネットで発信したいと思っています。

ライギョマン同士の情報交換の場として、お役に立てれば嬉しいです。自分の持っている情報や知識など“自然全体を視野に入れてのライギョによる、ライギョのための情報”をお持ちの方がいたら、是非メール送信して下さい。その情報により、明日のライギョが、自然が救われるかもしれません。(※“ライギョによる、ライギョのための情報”のみとさせていただきます)

“出来る限り”をモットーに。強い呼び掛けをするのではなく、見ていただいた人達が、それぞれ自分の頭と心で感じてもらうことを、最大の目的としています。

最後に述べておきますが、この組織は完全ボランティアな精神から成り立つものであります。運営の妨害や非道徳的なことがあった場合は、即打ち切らせていただきます。現実をご了承下さい。

SNAKEHEAD AID 代表 小松 靖